ブログを読んでくださっている人はもうわかると思うのですが、わたしの話ばかりしても面白くないと思って、今回は✨米国三越時代の同期3人✨に声をかけて、会話形式で色々質問してみました😆
時は遡ること、2013年3月5日…
私たちが一番最初に顔合わせしたのは、成田空港!
配属先はEPCOTにある日本館のクイックサービス。
かき氷やスナックが手軽に買える:KABUKI CAFE
日本酒や日本のビールを提供する:GARDEN HOUSE
お寿司やカレーライスを手軽に楽しめる:KATSURA GRILL
特別なイベント、Flower&GardenやFood&Wineに登場する:HANAMI
上記全部を、シフトに応じてローテーション!
米国三越って何?:米国三越CRP
今回参加してもらうメンバーは…?

米国三越CRPの参加理由
世界に日本の良さを発信したい、英語力を活かしたい、海外でお仕事をしてみたい、異文化理解、アメリカで働きたい、ディズニーが好き!理由は様々!
米国三越CRPに参加するための英語力
わたしは、幼い時からアメリカの映画やドラマが好きで、英語を耳にする機会は多かったけど、留学経験はナシ。プログラムに応募するにあたってもっと実際にネイティブと関わる経験が必要だと感じて、英語教室で外国人講師のサポート業務をしながらプライベートでも勉強を続けたよ!
応募時の英語面接でも、めずらしい話題や簡単なダンスを織り交ぜながら(笑)、とにかく面接官を楽しませて、”記憶に残る”ことに注力したよ。面接官を楽しませることができれば、ゲストも楽しませることができるって信じて!
応募時の英会話力は正直乏しかったから「どのくらいの英語力がプログラムの参加に必要か」という質問に答えるのは難しいけれど、例えカタコトの会話力でも、伝えようとする姿勢や、笑顔、気持ちの強さといったマインドの部分が大切なんじゃないかなって思う!
そんな中、日本館に足を運んでくれたゲストに、どうやって私たちのミッションでもある「日本館を訪れるゲストの皆様へ日本文化を体験体感し感動を与える」ことができるのか。どうやったらゲストを楽しませることができて、「日本館に寄って良かったな、また来たいな!」って記憶に残るようなおもてなしをすることができるのか。
米国三越の公式WEBサイトには「TOEIC650点程の英語力」と書かれてるけど、あくまで目安!入社後は、渡米するまでに英語の課題が出たり、しっかりとしたトレーニングを受けられるので安心してください。
参加者のバックグラウンドは本当に様々。大学を1年休学して参加する学生、会社を辞めて参加する社会人。留学経験ゼロの人だって参加できるし、帰国子女や留学経験者もいる。
学生だったら、参加者から刺激をもらったり、「こんな職業もあるんだ!」って、自分の視野を広げることもできるよ!社会人だったら帰国後のキャリアUPに繋がるんじゃないかな。
トレーニング
食事メニューや味の特徴、キャッシャーの操作、ダイニングプラン(ディズニーホテルに滞在しているゲストのパッケージプランの一部)の内容の把握、日本館ならではの接客用語や徹底したお辞儀の角度、サーバーオペレーション、オープニング/クロージング業務内容など短期間で覚える事が多かった。マネージャーの早技、輪ゴムと割り箸で作る「スーパーチョップスティック」を練習をしたり🥢✨一気に大量の作業を短期間で、オンステージまでに完璧に覚えてこなすという所が、外資系企業特有の共通事項だなと思ったよ。笑
とてもプレッシャーに感じたり、不安を覚えそうなトレーニング内容と期間だったけど、トレーナーが献身的にいいところを褒めて伸ばしてくれたので、前向きにトレーニングを楽しめたと思う!
それでも、仕事へのやる気と仲間に迷惑をかけたくないプレッシャーで、朝が苦手な私でも毎朝スッキリ目を覚ましていたかも。
覚える内容の多さに最初は圧倒されたけれど、休み時間に必死でノートを見ているところをマネージャーが気付いて声をかけてくれたり、同じく苦労している仲間と励まし合いながら練習したおかげで、心折れずに乗り切ることができたなぁ。
ちなみに、ブログを読んでくれているみなさんは「日本酒についてゲストに説明してください」って言われたら、どんな風に説明しますか?日本酒は日本酒でも、「純米酒・吟醸酒・大吟醸酒」といろいろな種類がありますね。「アルコール度数は?」「造り方の違いは?」「どんな味がするの?」ゲストは興味津津です。こういった知識も、トレーニングの後はしっかりとゲストに答えることができるようになりますので、頑張ってくださいね!
トレーニングは、短期間で覚えることがたくさんあって大変だけど、先輩に教えてもらったり、支えてくれるマネージャーもいる。そして、一緒に1年間働く同期がいるから、頑張って乗り越えましょう!
大変だったこと
だからこそ、しっかりイメージしてから参加するのがベストだと思います。イメトレ大事です。自分を知るっていうことが大事だと思います。あと情報集め。海外行ったらすぐに帰ってこれないし…笑
わたしは会社員をやめてから参加したから、組織の違いによるギャップが大きくて、最初は大変だったかな。例えば、普通の会社であれば、自分がいて、同じ年齢の同僚がいて、先輩、後輩、それをまとめる1〜2まわり年上の上司がいる。
でも米国三越CRPでは、同期の年齢はバラバラ、役職やまとめ役もいなかったし、最初はチームのみんなの業務に対する価値観や考え方のすり合わせが大変だった気がする(笑)でもその時期があったからこそ、他の人の考えを理解して受け入れる度量を大きくすることができたし、チームとして上手くまとまったよね!そして、お仕事だけじゃなくて、一緒にごはんを食べ、休日も遊んで、これ以上ないほど濃密な時間を過ごして…。米国三越CRP中は、辛い事や、うまくいかない事、アメリカならではの不便さにストレスを感じる事ももちろんあるけど、同期がいたからこそ乗り越えることが出来たなぁ。
あとは、物凄いスピードでやってくる先輩後輩関係。先輩は私たちより半年先に仕事を始めたばかりで、私たち新人の教育を任される。お仕事にも慣れてきて、やっと形になってきたと思った半年後には、今度は先輩たちが日本に帰国、自分たちが先輩になる番で、後輩を迎えて新たなスタート。1年間でやること盛り沢山だよ!
お仕事に関して言えば、アメリカの独立記念日(7月4日)や年末の大きなイベントなんかがあるときは、ゲストの列が途切れることなく、文字通り「息をつく暇がない」ほど忙しかったね!年末の桂(KATSURA)の列が、鯉ポンドの方まで果てしなく広がって行ったときは、一生忘れない😭✨
こんなに大変だったのに「いい思い出」として心に残っている理由は、厳しい一日を乗り越えて仲間と見た花火が感慨深かったからかな〜(イベント時の花火は通常よりも豪快なので、なおさら感動的!)
自分のイメージとギャップがあったとき、どうやってそれを受け止めるか。環境の変化に柔軟に対応する力があるか。短期間で、仕事ができるようになるだけではなく、先輩として後輩に教えることができるか。
最初はバラバラだった私たちが、最終的には一致団結して忙しいイベントを乗り越えることができたのは、本当に大きな成長だし、この体験は人生の宝物。
大変だったからこそ「いい思い出」として心に残っているんだね!
米国三越CRPが今のお仕事にどう役立ってるか
人のために何かしたい、国際交流に繋がる仕事をしたい、英語を活かしたいという気持ちは変わってないと思います。経験したことはいつ活かされるか分からないので、現在も模索中です。あとは、忍耐力や柔軟性、コミュニケーション力が身についたかな〜。
米国三越CRP終了後にカナダで働いたとき、職場の多様性が心地よく感じられたのも、国際的なメンバーとの寮生活や、世界中から訪れるゲストとの触れ合いを経験したおかげだと思う!
そう言えば、Namiのブログに使われてるキャラクター、Mlle Mがデザインしてるんじゃなかったっけ?


親子で、日本のどこかでアメリンゴのTシャツを着て街を歩いている人がいると思うと、ワクワクが止まらないです😆❤️❤️
米国三越CRPの後は日本に帰国して就職する人、海外で活躍する人、ディズニークルーズに就職するひとなど、本当に様々。外資系のホテルに勤めたり、客室乗務員として活躍する人もたくさんいるよ!
今回は参加できなかったけど、Namiとは後ほど、カナダでの生活のこととか、永住権の取り方とか、国際恋愛についてとか…(笑)違う機会にブログで取り上げてもらう予定だから、そのときはよろしくね〜!
参加しようと思ってる人へ、アドバイス
海外旅行するのにお金も必要だから、貯金してくるといいかも♪あとは、日本を1年離れる事で将来のことを考えられるチャンス!私の場合、お嫁さんでした^_^(笑)

キャストのネームタグ(名札)には、画像のような、名前の下にそのキャストが話せる言語の表示、通称”ランゲージピン”がついているの。ランゲージピンを取得するには、以下のステップをクリアする必要があるよ !(カッコ内はMlle Mの経験談)
- ディズニーの担当部署に電話し、その言語のネイティブに繋いでもらう。
(一度目に電話した時はネイティブ不在で断念。) - ネイティブとの口頭試験を受ける。
(パークでゲストからよく受ける質問に対して回答。トイレの場所や料理の説明など。) - ランゲージピンの発送先(働いてるパーク&パビリオン)、マネージャーの名前、自分の名前、出身地を答える。
(スペルもフランス語で答えられるか試される。)
数週間後、マネージャーの元にランゲージピンが付いた状態で新しいネームタグが届き、マネージャーから授与。ついに手元に✨
噂によると、ランゲージピンの試験は言語によって基準が異なるようで、特にフロリダで話者の多いスペイン語はかなり流暢に話せないと取得が難しいとのこと。フランス語に関しては試験官の質問を聞き取ることができ、大まかに回答することができれば合格できる印象でした。
そして、いつも最後までご一読いただきありがとうございます。今はコロナウイルスの関係で米国三越CRPも募集の停止を行っているようです。早く再開することを願って、みなさんが私たちと同じように、素敵な体験ができることを心より願っています。
それまでに、これからもプログラムの参加に当たって役に立つような情報を更新していこうと思いますので、また遊びに来てくださいね!